平成22年度 秋期 午前 問25
コンピュータ構成要素
システムLSIに関する問題
システム LSI に関する記述として,適切なものはどれか。
- アコンピュータシステムの動作を管理するために複数のマイコンを集約した LSI
- イ同一機能の複数個の LSI を一つの基板上に集約し,システムを構成したもの
- ウ特定のシステムに適応するように利用者が回路機能を変更できる LSI
- エ複数の LSI で実現していた機能を 1 チップに集約したもの
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✓ これが正解エ複数の LSI で実現していた機能を 1 チップに集約したもの
解説
複数のチップの機能を一つに集めたものです。
システムLSI は、これまで複数の部品に分かれていた機能を、一つのチップの上にまとめて載せたものです。判定の軸は、何をどの単位に集めたのかという一点で、集める先がチップなのか、それとも基板の上なのかを読み分けます。正解は、複数の LSI で実現していた機能を 1 チップに集約したものという記述です。演算の中心となる回路やメモリ、入出力、用途に合わせた専用の回路までを同じチップに納めるので、機器が小さくなり、信号をチップの外へ出さないぶん速く、消費する電力も少なくて済みます。その代わり、設計と製造にかかる初めの費用が大きく、少しだけ作る用途には向きません。持ち運ぶ機器のように、小ささと電池の持ちがそのまま製品の価値になる分野で広く使われています。集約という言葉が出てきたら、どの単位にまとめた話なのかをまず確かめるのが安全です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アコンピュータシステムの動作を管理するため…:同じ種類の部品を数多く並べることが目的ではありません。一つに納めるのは役割の違う回路であって、制御用の小さなコンピュータをいくつ載せたかで決まる区分ではありません。
- イ同一機能の複数個の LSI を一つの基板…:基板の上に部品を並べてまとめたものは、チップの中に納めたものとは別です。まとめる単位が一段大きいので、配線が短くなることから得られる速さや省電力も、そのままには得られません。
- ウ特定のシステムに適応するように利用者が回…:買ったあとに中身の回路を書き換えられる FPGA のような部品の説明です。作り替えの自由に目的がある点で、機能を一つに納めて小型化や省電力を狙う考え方とは異なります。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問25
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