第36回 問題26
社会福祉の原理と政策
次のうち,日本における第1次ベビーブーム期の出生者が後期高齢者になるために,国が示した,医療や介護等の供給体制を整備する目途となる年次として,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 11973年(昭和48年)
- 21990年(平成2年)
- 32000年(平成12年)
- 42025年(令和7年)
- 52035年(令和17年)
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✓ これが正解42025年(令和7年)
解説
目途とされた年は、団塊の世代が75歳以上となる2025年です。
第1次ベビーブーム期は、第二次世界大戦の後、1947年から1949年頃に出生数が大きく増えた時期です。この時期に生まれた人々は団塊の世代と呼ばれ、人口の中で大きな割合を占めています。
この世代がすべて75歳以上の後期高齢者になるのが2025年です。後期高齢者になると、医療や介護を必要とする人の割合が高まるため、国は2025年を目途に、医療や介護の提供体制を整えることをめざしてきました。住み慣れた地域で、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に受けられる地域包括ケアシステムの構築も、この2025年を目標として進められました。したがって正しい年次は2025年(令和7年)です。
計算で確かめると、1947年から1949年に生まれた人が75歳になるのは2022年から2024年で、2025年にはこの世代の全員が75歳以上になっています。
ほかの年は、それぞれ別の意味をもつ年として知られています。1973年は老人医療費の無料化などが行われ福祉元年と呼ばれた年、1990年は福祉関係八法の改正が行われた年、2000年は介護保険法が施行された年です。
覚え方は、団塊の世代の生まれ年に75を足すと2025年になる、と計算で結びつけておくことです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 11973年(昭和48年):1973年は、老人医療費の無料化などが行われ、福祉元年と呼ばれた年です。団塊の世代はまだ20代で、後期高齢者になる時期を目途にした年ではありません。
- 21990年(平成2年):1990年は、在宅福祉の推進などをめざして福祉関係八法の改正が行われた年です。団塊の世代が後期高齢者になる時期とは大きくずれています。
- 32000年(平成12年):2000年は、介護保険法が施行され、介護保険制度が始まった年です。団塊の世代はこの時点ではまだ50代で、後期高齢者になった年ではありません。
- 52035年(令和17年):団塊の世代が全員75歳以上になるのは2025年であり、それより10年後の2035年は、この世代が後期高齢者になる時期を目途にした年次ではありません。
出典:第36回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題26。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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