第58回 午後 問38
理学療法治療学
装具と疾患の組合せで正しいのはどれか。
- 1Williams型装具 側弯症
- 2Milwaukee装具 腰部脊柱管狭窄症
- 3交互歩行装具(RGO) 二分脊椎(機能残存レベルTh12)
- 4Oppenheimer型装具 正中神経麻痺
- 5スウェーデン式膝装具 大腿神経麻痺
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✓ これが正解3交互歩行装具(RGO) 二分脊椎(機能残存レベルTh12)
解説
交互歩行装具(RGO)は、Th12残存の二分脊椎の歩行に用いられます。
この問は、代表的な装具がどんな病気や障害に対して何の目的で使われるかを結びつける知識で判断します。
交互歩行装具(RGO)は、両側の長下肢装具を骨盤帯でつなぎ、片方の股関節が伸びるともう片方が曲がるように連動させる装具です。股関節を自力で動かす力が弱い対麻痺の人でも、左右の脚を交互に振り出して歩けるようになります。機能残存レベルがTh12の二分脊椎は、下肢の筋がほとんど働かない状態なので、RGOの対象として合っています。
Williams型装具は腰椎の前弯を減らす体幹装具で、腰痛や腰部脊柱管狭窄症に使われます。Milwaukee装具は側弯症の矯正に使う代表的な装具です。この2つは疾患が入れ替わっています。Oppenheimer型装具は手関節や手指の伸展を助ける装具で、橈骨神経麻痺に用います。スウェーデン式膝装具は膝が後ろへ反りすぎる反張膝を防ぐ装具です。装具の名前と、どの関節のどの動きを助けたり止めたりするかを組で覚えると見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1Williams型装具 側弯症:Williams型は腰をやや丸めた姿勢に保ち、反り腰による痛みを和らげる目的の装具です。背骨の横への曲がりを矯正する働きはもたないので、組合せが合いません。
- 2Milwaukee装具 腰部脊柱管狭窄症:Milwaukee装具は頸部から骨盤までを支える側弯症の装具です。腰部脊柱管狭窄症に使うのは、腰椎を軽く曲げた位置に保つWilliams型などの体幹装具です。
- 4Oppenheimer型装具 正中神経麻痺:Oppenheimer型装具は、手関節と手指が伸ばせない状態を補う装具で、橈骨神経麻痺に用います。正中神経麻痺では母指の対立を補う装具が使われます。
- 5スウェーデン式膝装具 大腿神経麻痺:スウェーデン式膝装具は、膝が過度に伸びる反張膝を防ぐための装具です。大腿神経麻痺のように膝が伸ばせない状態を補う目的のものではありません。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問38(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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