相続・事業承継の用語(78語)
3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験の過去問に出てくる「相続・事業承継」の用語 78語を、短い言葉で説明しています。
「相続・
遺産に
読み:いさんにかかるきそこうじょがく相続税がかかるかどうかを判定する目安となる金額です。試験では課税価格の合計額がこの額以下ならかからないことや、法定相続人の数え方が問われます。係る 基礎控除額 遺産分割
読み:いさんぶんかつ被相続人の財産を、相続人の間で誰がどれだけ受け継ぐか具体的に決める手続です。試験では代償分割などの分割方法が問われます。遺産分割協議
読み:いさんぶんかつきょうぎ共同相続人全員の話合いで遺産の分け方を決めることです。試験では協議書に決まった形式がなく、公正証書にする義務もないことが問われます。遺贈
読み:いぞう遺言で財産を与えることです。試験では死因贈与が税金の面で遺贈と同じように扱われることや、相続人に対する遺贈では不動産取得税が課されないことが問われます。遺留分
読み:いりゅうぶん兄弟姉妹以外の相続人に保障された、遺言などでも奪われない最低限の取り分です。試験では侵害されたときに金銭の支払いを請求できることが問われます。遺留分に
読み:いりゅうぶんにかんするみんぽうのとくれい後継者に贈与された自社株式が、遺留分の争いで分散するのを防ぐ制度です。試験では上場株式には適用されない点などの内容と手続きが問われます。関する 民法の 特例 姻族
読み:いんぞく配偶者の血族や、自分の血族の配偶者のことです。試験では民法上の親族の範囲や、夫婦の一方が死亡しても姻族関係が当然には終わらないことが問われます。延納
読み:えんのう税金を金銭で一度に納付するのが難しいときの分割での納付です。試験では延納でも金銭で納付することが困難な場合に限って物納が認められる順序が問われます。会社法
読み:かいしゃほう株式会社の設立や、株主総会・取締役などの機関の決まりを定めた法律です。試験では最低資本金の決まりがなく、資本金1円でも設立できる点が問われます。(出題当時〈2026年5月公表分〉の値です)貸宅地
読み:かしたくち / 別表記:底地土地を他人に貸していて、その人が借地権を持っている土地です。試験では自用地としての価額に掛ける算式など、評価の仕方が問われます。貸家
読み:かしや他人に貸している家屋で、相続税の評価では借家権に相当する部分を差し引きます。試験では固定資産税評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)の算式が問われます。(出題当時〈2025年5月公表分〉の値です)貸家建付地
読み:かしやたてつけち自分の土地に建てた貸家の敷地のことです。試験では自用地としての価額から、借地権割合・借家権割合・賃貸割合を掛け合わせた分を差し引く評価が問われます。課税時期
読み:かぜいじき財産を評価する基準の時点で、相続の場合は被相続人が死亡した日です。試験では上場株式を原則として課税時期の最終価格で評価することが問われます。家庭裁判所
読み:かていさいばんしょ相続の放棄や限定承認の申述、遺言書の検認などを扱う裁判所です。試験では、限定承認や相続の放棄を家庭裁判所に申述する期限が問われます。限定承認
読み:げんていしょうにん相続で得た財産の範囲内でだけ債務を引き継ぐ相続の仕方です。試験では相続の放棄と同じく、家庭裁判所に申述する期限が問われます。検認
読み:けんにん遺言書を家庭裁判所に提出し、形状や内容を確認してもらう手続です。試験では法務局に保管された遺言書には検認の規定が適用されないことが問われます。公正証書遺言
読み:こうせいしょうしょいごん遺言者が公証人に内容を伝え、公証人が書面にまとめて作る遺言です。試験では推定相続人や受遺者などが証人になれないことが問われます。固定合意
読み:こていごうい遺留分の計算に入れる自社株式の価額を、合意した時点の価額に固定する合意です。試験では除外合意との違いが問われます。財産分与
読み:ざいさんぶんよ離婚の際に、夫婦が協力して築いた財産を清算する性格をもつ分与です。試験では社会通念上相当な範囲内なら贈与税がかからないことが問われます。財産目録
読み:ざいさんもくろく自筆証書遺言に添える財産の一覧です。試験ではパソコンで作ってもよいものの、目録の各ページに遺言者の署名と押印が要ることが問われます。債務控除
読み:さいむこうじょ被相続人の債務や葬式費用を遺産総額から差し引くことです。試験では差し引ける葬式費用と、差し引けない費用の区別が問われます。死因贈与
読み:しいんぞうよ贈与する人が亡くなったときに効力が生じる贈与契約です。試験では税金の面で遺贈と同じように扱われ、家庭裁判所の検認の手続がないことが問われます。自筆証書遺言
読み:じひつしょうしょいごん遺言者が全文・日付・氏名を自書し、印を押して作る遺言です。試験では相続開始後に原則として家庭裁判所の検認が要ることが問われます。自筆証書遺言書保管制度
読み:じひつしょうしょいごんしょほかんせいど自筆証書遺言を法務局の遺言書保管所に保管してもらう制度です。試験では、この制度で保管された遺言書は検認を受ける必要がないことが問われます。死亡退職金
読み:しぼうたいしょくきん被相続人の死亡によって相続人などが受け取る退職手当金等です。試験では、みなし相続財産として相続税の課税の対象になることが問われます。借地権割合
読み:しゃくちけんわりあい借地権の価額を求めるときに自用地の価額に掛ける割合です。試験では貸家建付地などの評価の算式や、国税庁の路線価図で確認できることが問われます。借家権割合
読み:しゃっかけんわりあい人に貸している家屋の評価で、借家人の権利の分として使う割合です。試験では自用家屋の価額から、借家権割合と賃貸割合を掛けた分を差し引く評価が問われます。受贈者
読み:じゅぞうしゃ贈与で財産を受け取る側の人です。試験では贈与税を納めるのが受贈者であることや、申告書を受贈者の住所地の税務署長に出すことが問われます。純資産価額方式
読み:じゅんしさんかがくほうしき会社の資産から負債を差し引いた純資産を相続税評価額で計算して株価を求める方法です。試験では同族株主などが取得した小会社の株式で原則となることが問われます。小規模宅地等の
読み:しょうきぼたくちとうのとくれい / 別表記:小規模宅地等亡くなった人の自宅や事業に使っていた宅地等を相続したとき、一定の面積まで評価額を減らせる特例です。試験では限度面積と減額割合が問われます。特例 使用貸借
読み:しようたいしゃく地代などの対価を払わずに土地を借りる契約です。試験では借主の権利が相続税の評価で価値がないものとされ、その宅地を自用地として評価することが問われます。自用地
読み:じようち自分で使っている土地のことで、土地の評価の基準になります。試験では借地権や貸家建付地を、自用地としての価額をもとに評価する計算が問われます。除外合意
読み:じょがいごうい後継者が受け取った自社株式を、遺留分を計算する財産から外す合意です。試験では経済産業大臣の確認と家庭裁判所の許可が要ることが問われます。書面によらない贈与
読み:しょめんによらないぞうよ書面を作らずに結んだ贈与のことです。試験では各当事者が解除できるものの、すでに履行の終わった部分は解除できないことが問われます。親族
読み:しんぞく民法では、6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族を親族と定めています。試験では、この範囲と死別後の姻族関係の終わり方が問われます。(出題当時〈2025年5月〉の値です)推定相続人
読み:すいていそうぞくにん相続が開始すれば相続人となる立場の人です。試験では推定相続人やその配偶者・直系血族が、公正証書遺言の証人になれないことが問われます。生命保険契約に
読み:せいめいほけんけいやくにかんするけんり相続開始の時点で保険事故がまだ起きていない生命保険契約について、契約者が持つ権利です。試験では解約返戻金の額で評価する点が問われます。関する 権利 葬式費用
読み:そうしきひよう通夜や本葬、火葬や埋葬など葬式に際して通常必要な費用です。試験では香典返しや墓石の買入れ、法事の費用が含まれないことが問われます。相続時精算課税
読み:そうぞくじせいさんかぜい贈与のときは軽い負担で済ませ、贈与者が亡くなったときに相続税で精算する制度です。試験では事業承継税制と重ねて使えることが問われます。相続税
読み:そうぞくぜい相続などで受け継いだ財産にかかる税金です。試験では課税価格の合計額が遺産に係る基礎控除額以下ならかからないことや、納付の方法が問われます。相続税の
読み:そうぞくぜいのしんこく取得した財産の課税価格の合計額が遺産に係る基礎控除額を超える場合などに必要な手続です。試験では10ヵ月以内という期限が問われます。(出題当時〈2025年5月〉の値です)申告 相続税評価額
読み:そうぞくぜいひょうかがく相続税を計算するときに使う財産の評価額です。試験では家屋は固定資産税評価額で評価するなど、財産ごとの評価の仕方が問われます。相続人
読み:そうぞくにん亡くなった人の財産を受け継ぐ立場にある人です。試験では配偶者が常に相続人となることと、子・直系尊属・兄弟姉妹の順位が問われます。相続の
読み:そうぞくのほうき / 別表記:相続放棄はじめから相続人でなかったことになる選択です。試験では家庭裁判所への申述が要ることや、法定相続人の数では放棄がなかったものとして数えることが問われます。放棄 贈与
読み:ぞうよ贈与者が財産を無償で与える意思を示し、受贈者が受け入れることで成立する契約です。試験では書面によらない贈与の解除の扱いが問われます。贈与者
読み:ぞうよしゃ贈与で財産を無償で与える側の人です。試験では贈与契約の成り立ちや、定期贈与が贈与者の死亡で効力を失うことなどが問われます。贈与税
読み:ぞうよぜい財産をもらった受贈者が納める税金です。試験では申告書を受贈者の住所地の税務署長に出すことや、延納はできても物納はできないことが問われます。贈与税の
読み:ぞうよぜいのはいぐうしゃこうじょ婚姻期間20年以上の夫婦の間で居住用不動産などを贈与したとき、最高2,000万円を控除できる特例です。試験では、税額がゼロでも申告が要る点が問われます。(出題当時〈2026年5月公表分〉の値です)配偶者控除 代襲相続
読み:だいしゅうそうぞく亡くなっていた親が受けるはずだった相続分を、その子が受け継ぐことです。試験では原因が死亡・欠格・廃除で、放棄は含まれないことが問われます。代襲相続人
読み:だいしゅうそうぞくにん先に亡くなった子の代わりに相続する孫などで、親が受けるはずだった相続分を受け継ぎます。試験では基礎控除額を求める法定相続人の数で人数分数える点が問われます。代償分割
読み:だいしょうぶんかつ特定の相続人が遺産を取得する代わりに、他の相続人に金銭などを支払う分割方法です。試験では受け取った代償財産が相続税の対象になることが問われます。単純承認
読み:たんじゅんしょうにん被相続人の財産を全面的に引き継ぐ相続の仕方です。試験では、債務を引き継ぐ範囲を限る限定承認や、相続の放棄との違いが問われます。嫡出でない子
読み:ちゃくしゅつでないこ婚姻関係にない父母の間に生まれた子です。試験では2013年の民法改正で、法定相続分が嫡出である子と同じになった点が問われます。(出題当時〈2025年5月〉の値です)直系尊属
読み:ちょっけいそんぞく父母や祖父母など、自分より上の世代の直系の親族です。試験では子に次ぐ相続人の順位や、住宅取得資金の贈与を非課税にする特例の贈与者として問われます。賃貸割合
読み:ちんたいわりあい貸家のうち実際に貸している部分の割合です。試験では貸家建付地や貸家の評価で、借家権割合と掛け合わせて使う算式が問われます。定期贈与
読み:ていきぞうよ毎月や毎年など定期的に財産を給付することを目的とする贈与です。試験では贈与者または受贈者の死亡によって効力を失うことが問われます。同族株主
読み:どうぞくかぶぬし株主とその同族関係者が持つ議決権の割合で判定される株主の区分です。試験では同族株主かどうかで、取引相場のない株式の評価方式が変わることが問われます。特定居住用宅地等
読み:とくていきょじゅうようたくちとう小規模宅地等の特例の区分の一つで、被相続人などの自宅の敷地です。試験では330㎡までを限度に評価額を80%減額できる点が問われます。(出題当時〈2026年5月公表分〉の値です)特定事業用宅地等
読み:とくていじぎょうようたくちとう小規模宅地等の特例の区分の一つで、被相続人などの事業に使っていた宅地等です。試験では400㎡までを限度に評価額を80%減額できる点が問われます。(出題当時〈2026年5月公表分〉の値です)特別養子縁組
読み:とくべつようしえんぐみ子の利益のために特に必要があるときに成立させる、実親との親子関係が終了する縁組です。試験では相続税の計算で実子とみなされることが問われます。取引相場のない株式
読み:とりひきそうばのないかぶしき非上場株式のことで、相続税では独自の方法で評価します。試験では取得した人の立場と会社の規模によって、評価方法が分かれることが問われます。任意後見契約
読み:にんいこうけんけいやく本人に判断能力があるうちに、将来の後見人を自分で選んで結ぶ契約です。試験では、公正証書で結ぶことや、受任者に特別な資格が求められない点が問われます。配偶者居住権
読み:はいぐうしゃきょじゅうけん被相続人の配偶者が、相続開始時に住んでいた被相続人所有の建物に無償で住み続けられる権利です。試験では存続期間が原則として終身である点が問われます。配偶者の
読み:はいぐうしゃのぜいがくけいげん配偶者が取得した遺産が一定額までなら相続税がかからない制度です。試験では税額がゼロでも申告が要ることや、内縁の人は対象外であることが問われます。税額軽減 配当還元方式
読み:はいとうかんげんほうしきその株式の年配当金額を基に評価額を計算する方法です。試験では同族株主のいる会社で同族株主以外の株主が取得した株式を、この方式で評価することが問われます。倍率方式
読み:ばいりつほうしき路線価が定められていない地域で、宅地の固定資産税評価額に倍率を掛けて評価する方法です。試験では路線価方式との使い分けが問われます。被相続人
読み:ひそうぞくにん相続で財産を遺して亡くなった人のことです。試験では被相続人との続柄によって、誰が相続人になり相続分がどう決まるかが問われます。負担付贈与
読み:ふたんつきぞうよ受贈者に一定の負担を負わせる贈与です。試験では、その負担によって利益を受ける者が贈与者に限られず、第三者でもかまわないことが問われます。普通養子
読み:ふつうようし養親の子となったあとも、実方の父母との親族関係が続く養子です。試験では実父母と養親の両方の相続人になれることが問われます。物納
読み:ぶつのう金銭の代わりに財産で税金を納める方法です。試験では相続税で延納によっても困難な場合に限られることと、贈与税では認められないことが問われます。法定後見制度
読み:ほうていこうけんせいど判断能力が不十分になった後に、家庭裁判所が成年後見人等を選任して本人を支援する制度です。試験では後見・保佐・補助の3つの類型が問われます。(出題当時〈2026年5月公表分〉の値です)法定相続人
読み:ほうていそうぞくにん民法の定めで相続人となる人です。試験では相続税の基礎控除額などを求めるときの人数に、相続を放棄した人も放棄がなかったものとして数えることが問われます。法定相続分
読み:ほうていそうぞくぶん民法が定める、各相続人が受け継ぐ遺産の割合です。試験では養子の割合が実子と同じことや、半血の兄弟姉妹の割合が問われます。みなし相続財産
読み:みなしそうぞくざいさん民法上の相続財産ではなくても相続税の対象になる財産です。試験では、生命保険金や死亡退職金がこれにあたり、生命保険金は一定額まで非課税である点が問われます。みなし贈与
読み:みなしぞうよ本来の贈与でなくても、贈与と同じ経済的利益を受けた場合に贈与とみなして課税するものです。試験では低額譲受けの時価との差額が問われます。養子
読み:ようし縁組の日から養親の嫡出子の身分を取得する子です。試験では法定相続分が実子と同じことや、普通養子と特別養子の違いが問われます。類似業種比準方式
読み:るいじぎょうしゅひじゅんほうしき事業内容が似ている上場会社の株価を基に、配当・利益・純資産を比べる評価方法です。試験では同族株主などが取得した大会社の株式で原則となることが問われます。暦年課税
読み:れきねんかぜいその年の贈与財産を合計し、基礎控除額を差し引いて贈与税を計算する方式です。試験では基礎控除が贈与者ごとでなく、受贈者ごとに差し引かれることが問われます。