第40回 午後 問153
給食経営管理論
健康日本21(第三次)の問題
健康日本21(第三次)では、利用者に応じた食事提供をしている特定給食施設の増加を目標としている。直近5年間の衛生行政報告例の結果を用いて算出された、管理栄養士・栄養士の配置率が最も低い施設である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1病院
- 2介護老人保健施設
- 3児童福祉施設
- 4学校
- 5事業所
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✓ これが正解5事業所
解説
管理栄養士・栄養士の配置率が最も低いのは事業所です。
健康日本21(第三次)は、2024年度から始まった国民の健康づくりの計画です。食環境づくりの目標の一つに、利用者に応じた食事提供をしている特定給食施設の増加があり、その指標は管理栄養士・栄養士を配置している施設(病院、介護老人保健施設、介護医療院を除く)の割合で、衛生行政報告例を使って算出されます。現状値は70.8%、目標値は75%(令和14年度)とされています(計画策定時の値)。
病院や介護老人保健施設は、健康増進法で管理栄養士の配置が求められる施設に多くが当てはまり、配置率は100%に近いため、指標の計算から外されています。学校では栄養教諭や学校栄養職員が、児童福祉施設では栄養士が給食に関わっていることが多いのに対し、事業所(社員食堂など)は給食の運営を外部に委託している例も多く、施設として管理栄養士・栄養士を置いている割合が低くなっています。
したがって、配置率が最も低い施設は事業所です。指標がなぜ病院などを除いているのかとあわせて、配置が進んでいる施設と遅れている施設を対にして覚えておくと判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1病院:病院は特別な栄養管理が必要な施設にあたるものが多く、管理栄養士・栄養士の配置率は100%に近い水準です。そのため健康日本21(第三次)の指標の計算からも外されています。
- 2介護老人保健施設:介護老人保健施設は、医学的な管理のもとで介護やリハビリを行う施設で、管理栄養士がほぼ置かれています。そうした事情から目標の算出対象に含めておらず、配置が最も遅れている施設ではありません。
- 3児童福祉施設:保育所などの児童福祉施設では、子どもの発育に合わせた給食を提供するため栄養士を置いている施設が多くあります。配置率は事業所より高く、最も低い施設ではありません。
- 4学校:学校では栄養教諭や学校栄養職員が学校給食の栄養管理を担っており、配置が進んでいます。事業所に比べて配置率は高く、最も低い施設にはあたりません。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問153(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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