第40回 午後 問146
公衆栄養学
野菜摂取量に関する問題
A~C地域から成人を100人ずつ無作為抽出し、食事調査を実施した。図は、地域別の野菜摂取量を示したものである。図から読み取れる内容として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
図 地域別の野菜摂取量(箱ひげ図)(原典は図。縦軸は野菜摂取量(g/日)0~450(50刻みの目盛)。各地域の箱ひげ図の値を目盛から読み取った概数を書き写した):
- A地域: 最小値 約70、第1四分位点 約130、第2四分位点 約170、第3四分位点 約225、最大値 約275
- B地域: 最小値 150、第1四分位点 200、第2四分位点 約225、第3四分位点 約285、最大値 400
- C地域: 最小値 約80、第1四分位点 約110、第2四分位点 約275、第3四分位点 約310、最大値 350
- 1全ての地域において、摂取量が300 g以上の者が存在する。
- 2B地域において、摂取量が300 g以上の者は50人以上である。
- 3A地域において、摂取量が200 g以上の者よりも200 g未満の者の方が少ない。
- 4中央値が最も高いのは、C地域である。
- 5B地域の四分位範囲は、C地域よりも大きい。
答えと解説を見る
✓ これが正解4中央値が最も高いのは、C地域である。
解説
中央値はA約170、B約225、C約275 gで、Cが最も高いです。
箱ひげ図は、データを小さい順に並べたときの最小値、第1四分位点(下から25%)、中央値(第2四分位点、50%)、第3四分位点(75%)、最大値の5つの値で分布を表す図です。箱の中の線が中央値で、箱の長さが四分位範囲(第3四分位点から第1四分位点を引いた幅)にあたり、真ん中の50%の人がこの範囲に入ります。
図から読み取った中央値は、A地域が約170 g、B地域が約225 g、C地域が約275 gです。したがって、中央値が最も高いのはC地域という記述が最も適当です。ほかの記述は、最大値、四分位点で区切られた人数の割合、箱の長さの読み取りのいずれかを誤っています。各地域100人なので、四分位点で区切られた区間には、それぞれ約25人ずつが入ると考えて判断します。
箱ひげ図は、中央値、四分位点で区切られた25%ずつの人数、箱の長さという3つの読み方を押さえると、判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1全ての地域において、摂取量が300 g以上の者が存在する。:A地域の最大値は約275 gで、300 gに届いていません。全ての地域に300 g以上の人がいるわけではなく、A地域には該当者がいないと読み取れます。
- 2B地域において、摂取量が300 g以上の者は50人以上である。:B地域の第3四分位点は約285 gで、300 gより下にあります。300 g以上の人は上位25%の中のさらに一部に限られ、100人中25人にも満たないので、50人以上にはなりません。
- 3A地域において、摂取量が200 g以上の者よりも200 g未満の者の方が少ない。:A地域の中央値は約170 gで、200 gより低くなっています。200 g未満の人が少なくとも半数を占めるので、200 g未満の人のほうが多いと読み取れます。
- 5B地域の四分位範囲は、C地域よりも大きい。:四分位範囲は箱の長さで、B地域は約285 − 200=85 g、C地域は約310 − 110=200 gです。C地域の箱のほうがずっと長く、B地域のほうが大きいという記述は逆です。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問146(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)