第40回 午後 問140
公衆栄養学
栄養士法に関する問題
栄養士法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1管理栄養士免許を内閣総理大臣が与えることについて定めている。
- 2管理栄養士の定義について定めている。
- 3栄養指導員の任命について定めている。
- 4管理栄養士の倫理綱領について定めている。
- 55年ごとに改正が行われる。
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✓ これが正解2管理栄養士の定義について定めている。
解説
栄養士法は第1条で管理栄養士の定義を定めています。
栄養士法は、栄養士と管理栄養士の身分や業務、免許、国家試験などについて定めた法律です。第1条第2項は、管理栄養士を、厚生労働大臣の免許を受けて、管理栄養士の名称を用いて、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導などを行うことを業とする者と定義しています。したがって、管理栄養士の定義について定めているという記述が最も適当です。
ほかの記述は、免許を与える者を取り違えている、別の法律に定められた役職を挙げている、職能団体が定めた規範を法律の規定としている、法律にない改正の周期を挙げている、のいずれかです。
資格の法律の問題では、定義、免許を与える者、試験といった身分に関わる事項がその資格の法律にあり、行政の役職や職能団体の規範は別のところにある、と区別すると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1管理栄養士免許を内閣総理大臣が与えることについて定めている。:栄養士法第2条第3項は、管理栄養士の免許は管理栄養士国家試験に合格した者に対して厚生労働大臣が与えると定めています。内閣総理大臣が与えるという記述は誤りです。
- 3栄養指導員の任命について定めている。:栄養指導員は、健康増進法第19条に基づき、都道府県知事などが、医師または管理栄養士の資格を持つ職員のうちから命ずるものです。栄養士法に定められた事項ではありません。
- 4管理栄養士の倫理綱領について定めている。:管理栄養士・栄養士の倫理綱領は、職能団体である公益社団法人日本栄養士会が定めた行動の規範です。法律である栄養士法の条文として定められたものではありません。
- 55年ごとに改正が行われる。:栄養士法には、一定の年ごとに改正を行うという規定はありません。5年ごとの見直しは、日本人の食事摂取基準の改定の周期などと混同しやすいので注意が必要です。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問140(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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