第40回 午後 問125
臨床栄養学
クローン病に関する問題
クローン病および潰瘍性大腸炎の総称を表す英略語として、IBDがある。このIBDの「I」に該当する英単語として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1immune
- 2infectious
- 3inflammatory
- 4irritable
- 5intensive
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✓ これが正解3inflammatory
解説
IBDのIはinflammatory(炎症性の)です。
IBDは、inflammatory bowel diseaseの頭文字をとった略語で、日本語では炎症性腸疾患といいます。原因がはっきりしない慢性の炎症が腸に起こる病気の総称で、代表がクローン病と潰瘍性大腸炎です。inflammatoryは炎症性の、bowelは腸、diseaseは病気という意味なので、Iにあたる英単語はinflammatoryで、これが最も適当です。
ほかの英単語は、どれも医療の場面で使われる言葉ですが、別の略語や別の概念に結びつくものです。とくに、IBDとよく似た略語のIBSは、腸に炎症がないのに腹痛や便通の異常が続く病気を指し、頭文字のIが表す単語が違います。略語は、頭文字の単語の意味まで確かめておくと、取り違えを防げます。
IBDとIBSは字が似ていますが、炎症(inflammatory)があるか、過敏(irritable)かで区別すると覚えやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1immune:immuneは免疫の、という意味の英語です。炎症性腸疾患の発症に免疫の異常が関わると考えられていますが、IBDという略語のIはimmuneではありません。
- 2infectious:infectiousは感染性の、という意味の英語で、感染症を表すときに使います。クローン病や潰瘍性大腸炎は細菌などの感染で起こる病気ではないので、IBDの略語には含まれません。
- 4irritable:irritableは過敏な、という意味で、過敏性腸症候群を表すIBS(irritable bowel syndrome)のIにあたります。過敏性腸症候群は腸に炎症などの目に見える異常がない病気で、IBDとは区別されます。
- 5intensive:intensiveは集中的な、という意味の英語で、集中治療室を表すICU(intensive care unit)などの略語に使われます。腸の病気の総称であるIBDの略語とは関係がありません。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問125(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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