第40回 午後 問118
臨床栄養学
問題志向型診療録(POMR)に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1POMRの作成は、問題志向型システム(POS)の第3段階に当たる。
- 2基礎データは、SOAP形式で記録する。
- 3問題リストの項目は、発生した順に項番をつける。
- 4初期計画は、時間の経過に沿って記載する。
- 5経過記録は、主観的情報を含む。
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✓ これが正解5経過記録は、主観的情報を含む。
解説
経過記録はSOAP形式で書くので、主観的情報を含みます。
問題志向型システム(POS)は、患者の問題を明確にし、その解決を目指して診療やケアを進める考え方です。POSは、POMRの作成、POMRの監査(オーディット)、記録の修正という3つの段階で進められます。POMRは、基礎データ、問題リスト、初期計画、経過記録、退院時要約などで構成されます。
経過記録は、問題ごとにSOAP形式で記録します。Sは患者の訴えなどの主観的情報、Oは身体計測や検査値などの客観的情報、Aは評価、Pは計画です。したがって、経過記録は主観的情報を含むという記述が適当です。ほかの記述は、POSの段階の順番、記録の様式、番号のつけ方、計画の書き方のいずれかを、POMRの別の構成要素の決まりと取り違えています。
POMRは、データを集め、問題を挙げ、問題ごとに計画を立て、経過をSOAPで書く、という流れで覚えると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1POMRの作成は、問題志向型システム(POS)の第3段階に当たる。:POSは、POMRの作成、POMRの監査、記録の修正という段階で進みます。POMRの作成はその最初の段階であり、第3段階ではありません。
- 2基礎データは、SOAP形式で記録する。:基礎データは、患者の主訴、病歴、生活背景、身体所見、検査結果などを集めた情報のまとまりです。SOAP形式で書くのは、問題ごとに経過を記す経過記録のほうです。
- 3問題リストの項目は、発生した順に項番をつける。:問題リストは、患者の問題を、重要度や優先度の高いものから順に番号をつけて並べます。発生した順に番号をつけるのではありません。
- 4初期計画は、時間の経過に沿って記載する。:初期計画は、問題リストに挙げた問題ごとに、診断・治療・教育の計画を立てて記載します。時間の経過に沿って記録するのは経過記録の書き方です。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問118(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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