第40回 午前 問82
応用栄養学
半減期に関する問題
栄養アセスメントに用いる血中たんぱく質を、半減期の短い順に並べた組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1アルブミン トランスサイレチン レチノール結合たんぱく質
- 2トランスサイレチン アルブミン レチノール結合たんぱく質
- 3トランスサイレチン レチノール結合たんぱく質 アルブミン
- 4レチノール結合たんぱく質 アルブミン トランスサイレチン
- 5レチノール結合たんぱく質 トランスサイレチン アルブミン
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✓ これが正解5レチノール結合たんぱく質 トランスサイレチン アルブミン
解説
半減期は、RBP(約半日)→TTR(約2日)→アルブミンの順です。
栄養アセスメントに使う血中たんぱく質は、半減期が短いものほど、最近の栄養状態の変化を早く反映します。半減期の短いものを急速代謝回転たんぱく質(RTP)と呼び、レチノール結合たんぱく質は約半日、トランスサイレチン(プレアルブミン)は約2日、アルブミンは約2〜3週間とされます。
この値を短い順に並べると、レチノール結合たんぱく質、トランスサイレチン、アルブミンとなります。アルブミンは半減期が長いため比較的長い期間の栄養状態を見る指標で、手術前後など短期間の変化を追うにはRTPを使います。
したがって、レチノール結合たんぱく質→トランスサイレチン→アルブミンの順が適当です。トランスフェリン(約1週間)も加え、半日・2日・1週間・3週間と時間の単位が上がっていく順で覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1アルブミン トランスサイレチン レチノール結合たんぱく質:アルブミンは半減期がおよそ2〜3週間と3つの中で最も長く、短い順に並べると最後に来るたんぱく質です。アルブミンを先頭に置いたこの並びは、短い順になっていません。
- 2トランスサイレチン アルブミン レチノール結合たんぱく質:トランスサイレチンがアルブミンより短い点は合っていますが、アルブミンを2番目に置き、半減期が最も短いレチノール結合たんぱく質を最後にしているため、順が誤りです。
- 3トランスサイレチン レチノール結合たんぱく質 アルブミン:レチノール結合たんぱく質はトランスサイレチンより半減期が短いため、先頭の2つの順が逆です。アルブミンを最後に置いた点は合っていますが、並び全体としては誤りです。
- 4レチノール結合たんぱく質 アルブミン トランスサイレチン:レチノール結合たんぱく質を先頭にした点は合っていますが、半減期が数週間のアルブミンを、数日のトランスサイレチンより前に置いているので、2番目と3番目が逆になっています。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問82(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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