第40回 午前 問55
食べ物と健康
食品表示基準に基づく一般用加工食品の表示に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1消費期限は、品質の保持が十分に可能な期限をいう。
- 2飽和脂肪酸は、「高い旨」の強調表示に関する基準値がある。
- 3糖類の量は、表示が推奨されている。
- 4遺伝子組換え農産物を原材料とする場合は、遺伝子組換え食品に関する表示が推奨されている。
- 5重量割合が最も大きい原材料は、原料原産地名の表示が義務づけられている。
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✓ これが正解5重量割合が最も大きい原材料は、原料原産地名の表示が義務づけられている。
解説
重量割合が最も大きい原材料は原料原産地名の表示が義務です。
一般用加工食品の表示は、食品表示基準で義務・推奨・任意のどれに当たるかを区別して判断します。原料原産地名は、国内で製造された全ての加工食品で表示が義務づけられており、対象は使用した原材料に占める重量の割合が最も高い原材料です。
ほかの記述は、用語の定義や区分の取り違えです。品質の保持が十分に可能な期限は賞味期限の定義にあたり、飽和脂肪酸の強調表示には低い旨の基準しかありません。表示が推奨されているのは飽和脂肪酸と食物繊維の2つで、糖類は任意の表示です。遺伝子組換え農産物とその加工食品は、決められた品目について表示が義務になっています。
したがって、重量割合が最も大きい原材料の原料原産地名の表示が義務という記述が適当です。栄養成分表示は、義務の5項目(熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量)、推奨の2項目(飽和脂肪酸・食物繊維)、それ以外は任意と三段に分けて覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1消費期限は、品質の保持が十分に可能な期限をいう。:品質の保持が十分に可能であると認められる期限は、賞味期限の定義です。消費期限は、腐敗や変敗など品質の劣化に伴い安全性を欠くおそれがないと認められる期限で、傷みやすい食品に表示します。
- 2飽和脂肪酸は、「高い旨」の強調表示に関する基準値がある。:強調表示のうち高い旨の基準があるのは、たんぱく質や食物繊維、ビタミン・ミネラルなど補給が望まれる成分です。飽和脂肪酸は摂りすぎが問題となる成分なので、含まない旨・低い旨の基準だけが設けられています。
- 3糖類の量は、表示が推奨されている。:一般用加工食品で表示が推奨されているのは、飽和脂肪酸の量と食物繊維の量の2つです(食品表示基準第6条)。糖類の量は、コレステロールなどと同じく任意で表示する成分にあたります。
- 4遺伝子組換え農産物を原材料とする場合は、遺伝子組換え食品に関する表示が推奨されている。:大豆やとうもろこしなど対象の農産物とその加工食品で遺伝子組換え農産物を使う場合は、遺伝子組換えである旨などの表示が義務づけられています。推奨にとどまる表示ではありません。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問55(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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