平成22年度 春期 午前Ⅱ 問1
データベース方式
属性に関する問題
図のような関係 R(A,B)において,属性 A の定義域の要素は {a1,a2,a3},属性 B の定義域の要素は {b1,b2} である。a1 と b1 を結ぶ線は,(a1,b1)のように,関係 R の要素を表している。この関係 R の要素を表す語として,適切なものはどれか。
関係 R(原典は図。A の定義域と B の定義域を二つの楕円で描き,要素どうしを線で結んだ図を文字にした。a1 などの数字は原典では下付き):
A の定義域:a1,a2,a3
B の定義域:b1,b2
線:a1 ― b1
a2 ― b1
a3 ― b2- ア組
- イ属性
- ウドメイン
- エ列
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✓ これが正解ア組
解説
(a1,b1)のような関係 R の要素は組と呼びます。
関係モデルでは、関係は各属性の定義域から値を一つずつ取り出して並べたものの集まりとして定義されます。関係 R(A,B)の場合、A の定義域 {a1,a2,a3} と B の定義域 {b1,b2} から一つずつ値を取り出して並べた(a1,b1)のような値の組が、関係 R の要素になります。この要素を組(タプル)と呼び、表で表したときの 1 行に相当します。図の線は、その組が関係 R に含まれていることを示しています。関係の要素が組、組を構成する各項目の名前が属性、属性が取り得る値の集合がドメイン、と階層で整理すると取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ属性:属性は A や B のように、関係を構成する各項目に付けた名前です。表でいえば列の見出しに当たり、(a1,b1)のように値を組み合わせた関係 R の要素そのものを指す語ではありません。
- ウドメイン:ドメインは、属性が取り得る値の集合のことで、この図では {a1,a2,a3} や {b1,b2} にあたります。値を取り出して結んだ要素ではなく、値を取り出す元になる集合を指します。
- エ列:列は、表の形で表したときの縦の並びで、一つの属性の値を集めたものです。関係 R の要素である値の組は表の横の並び、つまり行に対応するので、列ではありません。
出典:平成22年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1
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