令和2年度 10月 午前 問12
コンピュータ構成要素
ノード数と総理論ピーク演算性能
現状の HPC(High Performance Computing)マシンの構成を,次の条件で更新することにした。更新後の,ノード数と総理論ピーク演算性能はどれか。ここで,総理論ピーク演算性能は,コア数に比例するものとする。
〔現状の構成〕
(1) 一つのコアの理論ピーク演算性能は 10 GFLOPS である。
(2) 一つのノードのコア数は 8 である。
(3) ノード数は 1,000 である。
〔更新条件〕
(1) 一つのコアの理論ピーク演算性能を現状の 2 倍にする。
(2) 一つのノードのコア数を現状の 2 倍にする。
(3) 総コア数を現状の 4 倍にする。
- アノード数=2,000 / 総理論ピーク演算性能=320 TFLOPS
- イノード数=2,000 / 総理論ピーク演算性能=640 TFLOPS
- ウノード数=4,000 / 総理論ピーク演算性能=320 TFLOPS
- エノード数=4,000 / 総理論ピーク演算性能=640 TFLOPS
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✓ これが正解イノード数=2,000 / 総理論ピーク演算性能=640 TFLOPS
解説
3 条件を全部満たすと 2,000 ノード・640 TFLOPS になります。
設問は現状の構成と更新条件を並べ、更新後のノード数と総理論ピーク演算性能を求めさせます。ですから、現状の値を先にそろえておき、更新条件のそれぞれが何倍にする指示なのかを取り違えないように並べ直します。現状のコア性能は 10 GFLOPS、1 ノード当たりのコア数は 8、ノード数は 1,000 なので、現状の総コア数は 8,000 で、総理論ピーク演算性能は 80,000 GFLOPS すなわち 80 TFLOPS になります。更新後は、コア性能が現状の 2 倍で 20 GFLOPS、1 ノード当たりのコア数も 2 倍で 16 になり、総コア数が現状の 4 倍で 32,000 コアになります。総コア数をノード当たりコア数で割ればノード数が求まり、32,000 ÷ 16 で 2,000 ノードです。総理論ピーク演算性能は 32,000 × 20 GFLOPS で 640,000 GFLOPS すなわち 640 TFLOPS になります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アノード数=2,000 / 総理論ピーク演…:ノード数 2,000 と総理論ピーク演算性能 320 TFLOPS の組合せが書かれています。ノード数は 32,000 コアを 1 ノード 16 コアで割った値と一致しますが、コア性能が 2 倍になった分を掛け落としており、演算性能の値が正解の半分にとどまっています。
- ウノード数=4,000 / 総理論ピーク演…:ノード数 4,000 と総理論ピーク演算性能 320 TFLOPS の組合せが書かれています。総コア数の 4 倍をノード数にも当てはめ、しかもコア性能が 2 倍になった分を演算性能に反映していないため、二重にずれた値になっています。
- エノード数=4,000 / 総理論ピーク演…:ノード数 4,000 と総理論ピーク演算性能 640 TFLOPS の組合せが書かれています。総理論ピーク演算性能の値は正しく求まっていますが、ノード数を総コア数と同じ 4 倍で捉えており、1 ノード当たりのコア数が 2 倍になった条件を反映していません。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問12
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