平成21年度 秋期 午前 問2
基礎理論
結合法則の成立に関する記述
論理和(∨),論理積(∧),排他的論理和(⊕)の結合法則の成立に関する記述として,適切な組合せはどれか。
| (A∨B)∨C =A∨(B∨C) | (A∧B)∧C =A∧(B∧C) | (A⊕B)⊕C =A⊕(B⊕C) | |
|---|---|---|---|
| ア | 必ずしも成立しない | 成立する | 成立する |
| イ | 成立する | 必ずしも成立しない | 成立する |
| ウ | 成立する | 成立する | 必ずしも成立しない |
| エ | 成立する | 成立する | 成立する |
- ア必ずしも成立しない 成立する 成立する
- イ成立する 必ずしも成立しない 成立する
- ウ成立する 成立する 必ずしも成立しない
- エ成立する 成立する 成立する
答えと解説を見る
✓ これが正解エ成立する 成立する 成立する
解説
三つの演算はどれも、まとめる順番を変えても結果が同じです。
結合法則とは、三つの値を並べて同じ演算を二回続けるとき、どちらの二つを先にまとめても最後の値が変わらない、という性質です。この設問に並ぶ三つの演算は、いずれもこの性質をもちます。論理和はどれか一つでも 1 であれば全体が 1 になり、論理積はすべてが 1 のときだけ 1 になるので、括る位置は答えに効きません。排他的論理和は、1 の個数が奇数のときに 1 になる演算と読み替えられます。三つ並んだ値のうち 1 が何個あるかは括り方で動かないので、こちらも順序に左右されません。三つの値の組合せは八通りしかないので、真理値表をすべて書き出せば、三つの列とも左辺と右辺が一致することを自分で確かめられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア必ずしも成立しない 成立する 成立する:論理和については必ずしも成立しない、としています。しかしどれか一つでも 1 であれば全体が 1 になる演算なので、先にまとめる二つをどちらに選んでも最後の値は動きません。
- イ成立する 必ずしも成立しない 成立する:論理積については必ずしも成立しない、としています。しかしすべてが 1 のときだけ 1 になる演算なので、二つを先にまとめてから残りと合わせても、結果は同じところへ落ち着きます。
- ウ成立する 成立する 必ずしも成立しない:排他的論理和については必ずしも成立しない、としています。しかし 1 が奇数個あるかどうかだけで決まる演算なので、どこから括っても個数の偶奇は動かず、両辺は一致します。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問2(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)