2025年5月 (特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問21
金融資産運用
銀行等の金融機関で取り扱う預金の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1スーパー定期預金には、預入期間が3年以上の場合、単利型と半年複利型があるが、半年複利型を利用することができるのは法人に限られる。
- 2為替予約を締結していない外貨定期預金において、満期時の為替レートが預入時の為替レートに比べて円高になれば、当該外貨定期預金に係る円換算の運用利回りは低下する。
- 3貯蓄預金は、クレジットカード利用代金などの自動振替口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。
- 4大口定期預金は、最低預入金額が1,000万円に設定された変動金利型の定期預金である。
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✓ これが正解2為替予約を締結していない外貨定期預金において、満期時の為替レートが預入時の為替レートに比べて円高になれば、当該外貨定期預金に係る円換算の運用利回りは低下する。
解説
為替予約なしの外貨預金は、満期時に円高だと円換算利回りが下がります。
預金の商品性として、スーパー定期預金・外貨定期預金・貯蓄預金・大口定期預金の特徴を確かめる問題です。
スーパー定期預金の半年複利型は、預入期間3年以上の場合に利用でき、利用できるのは個人に限られ、法人は単利型だけです。貯蓄預金は、残高に応じて普通預金より高い金利が付くことがある一方、公共料金やクレジットカード代金の自動振替口座、給与や年金の自動受取口座には利用できません。大口定期預金は、最低預入金額が1,000万円の固定金利型の定期預金で、金利は預入時に金融機関との相対で決まります。
為替予約を締結していない外貨定期預金は、満期に円に戻すときの為替レートで円換算の利回りが変わります。預入時より円高になっていれば、同じ外貨の額でも受け取る円の額が減るため、円換算の運用利回りは低下します。したがって、この記述が適切です。
外貨建ての資産は円高で目減り・円安で増える、貯蓄預金は決済に使えない、半年複利型は個人だけ、と押さえると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1スーパー定期預金には、預入期間が3年以上…:スーパー定期預金の半年複利型は、預入期間3年以上のものについて個人だけが選べる型です。法人は単利型しか利用できないので、法人に限るとする点は逆になっています。
- 3貯蓄預金は、クレジットカード利用代金など…:貯蓄預金は、残高によっては普通預金より高い金利が付く代わりに、決済用の口座としては使えません。カード代金の引落しや給与・年金の受取先に指定できるとする点が誤りです。
- 4大口定期預金は、最低預入金額が1,000…:大口定期預金は、最低預入金額1,000万円という点は正しいものの、金利は預入時に決まる固定金利型です。変動金利型とする点が誤りです。
出典:2025年5月 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問21(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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