ミドルウェア|エンベデッドシステムスペシャリスト試験
この分野には 3問あります。くり返し出ているものから並べています。
問題が多い回は平成29年度 春期(1問)・平成27年度 春期(1問)・平成25年度 春期(1問)です。
OSとアプリの間で共通の仕事を引き受ける層
ミドルウェアは、OSとアプリケーションの間に位置し、多くのアプリケーションが共通に必要とする機能を引き受けるソフトウェアです。データベース管理、通信の管理、トランザクション処理などをミドルウェアに任せることで、開発者は業務の処理そのものに集中できます。
サーバ側でこうした仕組みを提供する代表がJava EEです。企業向けのサーバ側アプリケーションをJavaで作るための仕様の集まりで、Webサーバ側でHTTPの要求を受けて応答を返すプログラムを作るためのServletや、サーバでの実行を前提にしたオブジェクト指向のコンポーネントの仕様であるEJBが含まれます。EJBでは、トランザクションの管理などの共通の仕組みを実行環境が引き受けます。
この分野では、名前の似た別物を区別することが大切です。JavaScriptは名前が似ているだけの別の言語、EAIは企業内の複数のシステムをつなぐ考え方、UDDIはWebサービスを登録して検索する仕組み、ERPは基幹業務を統合して管理する考え方、UMLはモデルを描くための言語です。ある仕様の中の部品なのか、考え方なのか、言語なのかで切り分けます。
部品を組み合わせてソフトウェアを作る考え方はコンポーネントウェアと呼ばれ、EJBはその代表的な技術です。部品の中身を知らなくても決められたインタフェースを通して使えるので、再利用がしやすくなります。
Java EEはその後Eclipse Foundationに移管され、現在はJakarta EEの名前で引き継がれています。EJBもJakarta Enterprise Beansとして続いています。
この分野で出た問題
- 平成29年度 春期 問7Java EE(Java Platform, Enterprise Edition)の構成要素の一つはどれか。
- 平成27年度 春期 問11サーバでの実行を前提とした,オブジェクト指向技術に基づいたコンポーネントソフトウェアの仕様はどれか。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 3年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは平成29年度 春期です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。