第40回 午前 問86
応用栄養学
哺乳量に関する問題
日本人の食事摂取基準(2025年版)における乳児(0~5か月)のAIのうち、母乳中の濃度に哺乳量を乗じて算出された栄養素である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 1たんぱく質
- 2ビタミンD
- 3葉酸
- 4カルシウム
- 5亜鉛
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✓ これが正解2ビタミンD
解説
乳児のビタミンDの目安量は、母乳中濃度×哺乳量ではありません。
食事摂取基準では、0〜5か月の乳児は母乳だけで必要な栄養を満たすと考え、多くの栄養素の目安量(AI)を、母乳中の栄養素の濃度に基準哺乳量を掛けて算出しています。たんぱく質や葉酸、カルシウム、亜鉛は、この標準的な方法で目安量が決められています。
これに対してビタミンDは、母乳中の含有量が少なく、日照を受ける機会によって体内でつくられる量が大きく変わるため、この方法では設定されていません。くる病の予防に必要な量などをもとに目安量が定められているとされます。したがって、ビタミンDが誤りです。
乳児の目安量は母乳の濃度×基準哺乳量が基本で、ビタミンDは例外、と例外の側を覚えておくと、誤っているものを選ぶ形式の問いでも判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1たんぱく質:0〜5か月児のたんぱく質は、母乳に含まれるたんぱく質の量をもとに、乳児が1日に飲む母乳の量を掛けて目安量が求められています。母乳栄養で足りているという前提に立つもので、記述は正しい内容です。
- 3葉酸:葉酸も、母乳に含まれる葉酸の量と1日の哺乳量から0〜5か月児の目安量が求められています。母乳を基準にする標準的な設定方法で、記述は正しい内容です。
- 4カルシウム:カルシウムの0〜5か月児の目安量は、母乳に含まれるカルシウムの量と1日の哺乳量をもとに求められています。記述は正しい内容です。
- 5亜鉛:亜鉛についても、母乳に含まれる亜鉛の量と1日の哺乳量をもとに0〜5か月児の目安量が求められています。記述は正しい内容です。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問86(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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