第40回 午前 問3
社会・環境と健康
周産期死亡率に関する問題
表は、ある年の人口動態統計から出生数と死亡数等をまとめたものである。分母を出産数(出生数と妊娠満22週以後の死産数の和)として求められる周産期死亡率(出産千対)として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
表 ある年の人口動態統計の出生数と死亡数等
| 実数 | |
|---|---|
| 出生(人) | 770,759 |
| 死産(胎) | 15,179 |
| 妊娠満22週以後の死産(胎) | 2,061 |
| 早期新生児死亡(人) | 466 |
| 新生児死亡(人) | 609 |
| 乳児死亡(人) | 1,356 |
- 10.6
- 22.7
- 33.3
- 43.5
- 54.4
答えと解説を見る
✓ これが正解33.3
解説
周産期死亡は2,527、出産数は772,820で、約3.3です。
周産期死亡率は、妊娠満22週以後の死産と早期新生児死亡(生後1週未満の死亡)を合わせた数を、出産数で割って1,000を掛けたものです。設問のとおり、分母の出産数は出生数に妊娠満22週以後の死産数を足したものになります。
表の数字で計算します。分子は妊娠満22週以後の死産2,061に早期新生児死亡466を足して2,527です。分母は出生770,759に妊娠満22週以後の死産2,061を足して772,820です。2,527÷772,820×1,000で約3.27となり、小数第1位に丸めると3.3です。表には死産の総数、新生児死亡(生後4週未満)、乳児死亡(生後1年未満)も並んでいますが、周産期死亡の定義に入るのは妊娠満22週以後の死産と早期新生児死亡だけなので、これらは使いません。
周産期は妊娠22週から生後1週まで、と期間で覚えると、分子に入れる数を表から迷わず選べます。これは死亡の定義に合わせて分子と分母をそろえるという率の考え方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 10.6:0.6は、早期新生児死亡466を出生770,759で割って1,000を掛けた値で、早期新生児死亡率にあたります。妊娠満22週以後の死産を分子に入れていないので、周産期死亡率にはなりません。
- 22.7:2.7は、妊娠満22週以後の死産2,061だけを出産数772,820で割って1,000を掛けた値です。早期新生児死亡466を分子に足していないため、周産期死亡率よりも小さくなっています。
- 43.5:3.5は、妊娠満22週以後の死産2,061に新生児死亡609を足して出産数で割ったときの値です。生後4週未満の新生児死亡ではなく、生後1週未満の早期新生児死亡を使うのが周産期死亡の定義です。
- 54.4:4.4は、妊娠満22週以後の死産2,061に乳児死亡1,356を足して出産数で割った値です。生後1年未満の死亡まで含めてしまうと、周産期という期間の範囲を大きく超えてしまいます。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問3(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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