平成27年度 春期 午前 問31
ネットワーク
プロキシサーバに関する問題
ブラウザでインターネット上の Web ページの URL を http://www.jitec.ipa.go.jp/ のように指定すると,ページが表示されずにエラーが表示された。ところが,同じページの URL を http://118.151.146.137/ のように IP アドレスを使って指定すると,ページは正しく表示された。このような現象が発生する原因の一つとして考えられるものはどれか。ここで,インターネットへの接続はプロキシサーバを経由しているものとする。
- アDHCP サーバが動作していない。
- イDNS サーバが動作していない。
- ウデフォルトゲートウェイが動作していない。
- エプロキシサーバが動作していない。
答えと解説を見る
✓ これが正解イDNS サーバが動作していない。
解説
名前では駄目でIPアドレスなら通るのは名前解決の故障です。
設問は、名前で書いたURLではエラーになり、同じページをIPアドレスで指定すると正しく表示されるという現象の原因を選ばせています。推し量る前に、分かっている事実を置きます。IPアドレスで指定すれば表示できたのですから、通信そのものは相手まで往復できていて、途中の経路も出口も相手側も生きています。壊れているのは名前をIPアドレスに直す部分だけです。この変換を担うのがDNSですから、DNSサーバが動作していないという原因が事実と一致します。残りの記述は、どれも止まっていればIPアドレスで指定しても表示できないはずのもので、そこで一斉に外れます。切り分けの型としてはこうなります。名前では駄目でIPアドレスなら通るなら名前解決を疑い、名前でもIPアドレスでも駄目なら経路や出口や相手側を疑います。逆に言えば、名前もIPアドレスも表示できない場合には名前解決は原因ではありません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アDHCP サーバが動作していない。:起動のときにIPアドレスなどを配る役目のサーバです。止まっていても、すでに配られた値を持っている端末は通信を続けられますし、その影響が名前を使ったときだけに現れる理由もありません。
- ウデフォルトゲートウェイが動作していない。:自分のネットワークから外へ出るときの出口にあたる機器です。ここが止まっていればIPアドレスで指定しても外へ出られないはずですから、IPアドレスなら正しく表示できたという事実と食い違います。
- エプロキシサーバが動作していない。:設問は、インターネットへの接続はこれを経由すると断っています。止まっていれば名前でもIPアドレスでも外へ出られなくなるので、この記述もまた、IPアドレスなら表示できたという事実と合いません。
この問題の用語
- DNS人が読む名前と、機械が使う住所を対応づけて教えてくれる仕組み。これがないと、名前でつなぐことができません。
- デフォルトゲートウェイ自分のネットワークの外へ出るときに、通り道となる機器のことです。IPアドレスと一緒に、自動でも手動でも設定できます。
- プロキシサーバ社内の端末に代わってインターネットへアクセスする中継役のサーバです。応答をためて速くするほか、通信が集まるので監視や制限もできます。
- URLインターネット上の場所を表す住所の文字列です。指したページがサーバに無いときは、404という番号のエラーが返ります。
- DHCP機器へIPアドレスやサブネットマスクなどの設定を自動で配る仕組み。名前をアドレスに変えるDNSとは役割が違います。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問31
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問32:IPアドレスに関する問題(DHCP)
- 令和7年度 秋期 午前 問31:リバースプロキシの説明(プロキシサーバ)
- 令和7年度 春期 午前 問41:cookieに関する問題(URL)
- 令和6年度 秋期 午前 問44:DNSSECの仕様(DNS)
- 令和4年度 秋期 午前 問31:LAN環境の説明(デフォルトゲートウェイ)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)